香菜田農園とは
香菜田農園(カナタファーム)とは?
埼玉北東部の幸手市にある畑で野菜やハーブを農薬や化学肥料を施さず栽培を行っています。
収穫したハーブ・スパイス・野菜はそのまま販売を行うほか、オリジナル商品に加工・販売しています。
農園名の由来は園主の名前からということと、
・香=ハーブ・スパイスを中心に
・菜=野菜を育てる
・田=先祖代々米農家であり、将来稲作も行いたいということ
以上のことから命名しました。
また”かなた”という言葉は方向を指し示すだけでなく、「どこまでも広がってゆく」というイメージを持たせます。
土地・規模・人とのつながりを連想させることから、今後の農園運営に必要な言葉でもあります。
香菜田農園の商品特徴
栽培方法
香菜田農園では、農薬・化学肥料を使用しない栽培を行っています。
ただし、他農家の農地と接する農地であるため、農薬やその他の影響がないとは言い切れないのが現状です。
使用している肥料として、カキガラ石灰・草木灰・木炭・菜種かす・米ぬか・もみ殻・鶏ふん・堆肥(自家製含む)を主として使用しています。
また、資材の中では近隣や自家栽培している米わら・麦わらをマルチや堆肥材料などとして使用しています。
加工方法
葉物類は収穫後すぐに加工が始まります。
遅くとも4時間以内には乾燥に入ります。
その理由は色味や食感、風味などをできるだけ残したいため。
乾燥温度は35℃~40℃の低温です。
たとえば、パセリでは収穫後すぐに水洗浄で土汚れを落とし、枯れた葉などを取り除きます。
水気をふき取り、乾燥機トレーに並べ35℃で8時間。手で触るとパラパラと折れるくらいまで乾燥させます。(季節によっては時間が長くなったりします)
乾燥後、加工しやすい葉などの部分と硬く太い部分の茎など加工の際にはじゃまになってしまう部分を取り分けます。
作物単品で販売している場合はすぐにパッケージングをすることもありますが、ある程度の量があつまるまで石灰乾燥剤を同封して暗所で密封保管しています。
葉物類は収穫後すぐの加工と、低温での乾燥で色はとても鮮やか。
その他の野菜も低温乾燥するので食感まで楽しめます。
(にんにくなんかは水で戻して食べるとシャクシャクと音がします!)
なぜハーブ・スパイスなのか
- 国産のハーブは手に入りにくい、ドライのものは国産品が少ない
- ハーブには虫がつきにくい種類が多いため無農薬でも形が整ったまま栽培しやすいのではないか
- 「調味料(スパイス)のみ外国産」という国産90数%の定食を見たこと(国の機関で)
- 何よりも、一般的な野菜栽培に比べて重労働が少なく老若男女問わず永く栽培することができると思ったため
他にも、理由はいくつも挙げられますが大きくは上記の理由から本格的に栽培をしようと考えました。
やはり、まだまだハーブ・スパイスは認知度・利用度が低いのが現状。
香菜田農園ではより多くの方に調理の方法や存在を知っていただくため情報発信・商品開発につなげてゆきます。
モットーは「簡単に美味しいハーブ・スパイス!」です。
!注意とお願い!
- ハーブ・スパイスにはさまざまな効能が知られております。
そのため、乳幼児のお子様や妊娠中の方、授乳中の方、お薬を服用中の方はご使用前に医師・薬剤師にご相談ください。 - 香菜田農園では殺虫剤等の一般に言われる農薬を使用しておりません。
乾燥加工時に点検等を行っておりますが、完全に虫等の混入がないとは言い切ることはできかねます。
ご使用時、お気づきの点等ございましたら香菜田農園までご連絡くださいますようお願いいたします。
香菜田農園 園主紹介
園主:添田 香菜(ソエダ カナ)
幼少時より米農家の祖父の影響で田畑には近寄りはするものの、やることといえば手作業での田植えや収穫くらいでした。
高校時代、野菜を育てる授業があり「祖父が農家だし、少しくらいは知っているから」という理由で授業を選択。
これがきっかけとなりどんどんと畑の魅力に引き寄せられていきました。
2011年からは少ない面積ですが祖父の畑を自由に使わせてもらい、ハーブや野菜など自分の好きなように栽培を始めました。
いつかは農業に関係することを仕事にしたいという思いがありましたが、趣味の域を抜け出せませんでした。
どうすれば自立・自活できるか考えたとき、女性として生涯働ける職場として農業が当てはまることに気づきました。
その後、様々なご縁や出会いがあり2013年より本格的に香菜田農園として栽培を始動。
話を聞けば聞くほど見れば見るほど甘い世界ではない、と感じることが多いです。
これからもっと実践・勉強と経験を積み重ね、”美味しい・面白い”香菜田農園をお伝えできるよう精進してまいります。